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ユニフォームの着用基準変更

2019年6月10日にソフトテニスのユニフォーム着用基準に関する改訂がありました。

参考:日本ソフトテニス連盟ユニフォーム着用基準について(改訂)

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ユニフォームに広告の掲載OK

何点か改訂事項がありますが、今回注目したいのはユニフォームに広告掲載が可能となった点です。改訂文書の中に広告について以下のような記載があります。

 

 

 

 

 

 

既に一部の実業団やクラブチームなどでは広告掲載をしたユニフォームを着用する取り組みが始まっているようです。

強豪チームの選手は注目の的ですので、選手が身に着けているユニフォームの広告についても注目が集まります。

スポーツビジネスの推進

広告料などで収入を得ようとする取り組みは、他の競技でも加速しているようです。スポーツ庁でも以下のようにスポーツをビジネスとして捉えて報告書を発表し、その中でスポンサーシップについても触れています。

参考:平成29年度「スポーツ産業の成長促進事業 ③スポーツ関連新事業創出支援事業」報告書 新たなスポーツビジネス等の創出 に向けた市場動向(平成30年3月)

 

 

 

 

 

 

 

特にマイナー競技にとっては資金援助を得ることが困難で、オリンピック級の選手であっても金銭面での支援が得られないこともあるようです。

私自身、趣味としてソフトテニスを続けていますが、「ソフトテニスで収入を得る方法」で触れたように、ソフトテニスだけで収入を得るのは難しい競技だと実感しています。

硬式テニスはスポンサー契約が浸透している

他のスポーツでもユニフォームに広告が入っています。例えば、硬式テニスで有名な錦織選手は数社とスポンサー契約を結んでいます。

テニスウェアにはユニクロのロゴが入っていて、錦織選手の活躍がテレビで映し出されると、ユニクロのロゴマークも目に入ります。企業にとっては大きな宣伝になります。

選手にとってもスポンサー契約を結ぶことで契約料を得ることができ、ウェア等に広告を載せることで広告料を得ることができます。収入が増えれば、優秀なコーチを雇い、トレーニング環境を整えることが可能となり、選手にとってもメリットがあります。

今後の課題

以前紹介した船水選手のプロとしての活動も始まっており、影響力のある選手はスポンサー広告が入ったウェアを身に着けるようになるかも知れません。参考記事:ソフトテニス初!プロ選手が誕生しました!

しかし、こうした広告掲載には課題もあります。マイナースポーツなのでどの程度の広告効果があるのかという点です。「部活動人気ランキング!ソフトテニスは何位か?」の記事で触れましたが、ソフトテニスの中学生の人気が高い競技であり、購買力のある大人の競技者は少ないです。

地上波でのテレビ放映は年に1回の天皇杯・皇后賜杯くらいで、それ以外にソフトテニス関係者以外がソフトテニスを目にする機会はほとんどありません。広告料に見合った効果が得られなければ、広告を掲載しようとする企業も現われません。

こうした課題はありますが、新しい動きがソフトテニスでも広がっていくのは大歓迎ですし、今後の動きを注視していきます。

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