実業団に所属する
競技者としてソフトテニスを続けながら収入を得るには実業団チームに入ることです。会社に所属しながら、日中は仕事をして、勤務終了後や休日に練習をします。
例えば、実業団の強豪チームであるNTT西日本やYONEXなどには有名選手が所属し、高校や大学を卒業後も第一線で活躍しています。
選手は、日中は仕事をしていますので、会社から安定した収入が得られます。会社にとっても所属選手が全国規模の大会で入賞したり、日本代表に選ばれたりすれば、会社の宣伝になります。
会社に応援してもらいながら、ソフトテニスを続けられることは非常に恵まれた環境だと言えます。
しかし、デメリットもあります。こうした実業団チームは縮小傾向にあり、不況などで会社の経営が傾いた際にはソフトテニス部が廃部になることもあります。
また、ソフトテニスはスポーツの中でもマイナー競技です。オリンピック競技ではありませんので、知名度は低いです。
選手が活躍しても、他のスポーツと比較して会社の宣伝効果が薄いと考えれば、会社から十分な支援が得られないことも考えられます。
ソフトテニススクールのコーチとして働く
部活動の人気ランキングの記事でも触れた通り、ソフトテニスは中学生に人気です。
部活動の時間削減などもあり、ソフトテニスをもっと上手くなりたいと思っても部活動だけでは物足りないこともあります。そこで、部活動以外にもソフトテニススクールに通う子どもたちがいます。
硬式テニスでは部活動に所属せず、スクールに通うというのは一般的ですが、ソフトテニススクールも全国で増えているようです。こうしたソフトテニススクールのコーチとして働き収入を得ることも可能です。
しかし、十分な収入を得られるかと言ったら必ずしもそうではありません。人気スクールになれば良いですが人が集まらなければ収入を得ることも難しくなります。
ソフトテニスYouTuberの誕生
実業団チームやソフトテニススクールのコーチ以外の新しい動きもあります。
例えば、YouTuberのあゆタロウさんという方は、ソフトテニスに関する動画をYouTubeで投稿しています。
面白い企画が中学生に人気ですが、ただ面白いだけでなく、技術面でもとても勉強になります。実業団で活躍していたということもあり、綺麗なフォームで素晴らしいボールを打っています。
一方、カンボジアでソフトテニスの普及に尽力している荻原雅斗さんという方もいます。
荻原さんは実業団に入れる十分な実力がありながら、日本の企業には就職しませんでした。日本から離れ、カンボジアに渡り、ソフトテニスの普及活動を始めたとのことです。
こうした方々は、マイナースポーツであるソフトテニスの可能性を大きく広げてくれていると感じています。
ソフトテニスで収入を得るのまとめ
現在のところソフトテニスだけで収入を得るのは非常に難しいと言えます 。社会人でソフトテニスを続けている多くの方が、日中は仕事をして、実業団やクラブチームなどで競技を続けています。
私も中学生の頃、ソフトテニスを仕事にしたいと考えたこともありましたが、思いついたのはラケットショップの店員ぐらいです。
しかし、今はインターネットで全世界が繋がり、あゆタロウさんや荻原雅斗さんのように、ソフトテニスというマイナースポーツであっても新しい挑戦をしている方もいます。
今後はソフトテニスで収入を得られる他の方法も出てくるのではないかと考えます。
(追記)ソフトテニスのプロ選手が誕生したり、ユニフォームへの広告掲載が解禁となったりとソフトテニスにも新しい動きが出てきています。