ソフトテニスの魅力の一つに応援があります。特に団体戦では、選手はもちろん、応援も一丸になって応援することで選手に力を与えることもあります。
ただ、一方で仲間の選手を励ます応援ではなく、相手の選手に対して不快な応援をする場面も見られます。
「ラッキー」の連呼
ソフトテニスの応援マナーで最も気になるのが「ラッキー」です。
ソフトテニスとマナーの記事でも触れましたが、選手だけでなく応援も相手のミスに対してラッキーを何度も言う場面が見られます。
仲間の選手に対して、「ナイスボール!」なら理解できますが、相手のミスに対して何度もラッキーと言います。
例えば、相手のファーストサーブが入らなかった時に、「ラッキー」と声を揃えて野次のような応援をします。そして、場合によっては「ラッキーもう1本!」と言う場面も良く見られます。
これはソフトテニス独特の習慣であり、変えていかなければいけないと思っています。
ソフトテニスマナーブック
応援のマナーについてですが、日本ソフトテニス連盟のホームページにソフトテニスマナーブックが掲載されています。
引用:ソフトテニスマナーブック
ソフトテニスマナーブックの中で、試合中の応援マナーについて以下のように書かれています。
試合中の応援マナー 「気持ちよいプレーのできる応援を!」
・インプレー中やアンパイヤーのコール時は静かにしましょう。
・ 応援席からの選手へのアドバイスはやめましょう。
・アンパイヤーや対戦相手を責めるような発言は慎みましょう。
・相手のミスに対しての拍手や、喜びを表す大きな声は慎みましょう。
・傘を使用する場合は、黒色系で反射性の少ない物を使いましょう。
・写真及びビデオ撮影は主催者の指示に従いましょう。
・フラッシュやストロボの使用は自粛しましょう。
・好プレーには、敵味方なく、拍手を送りましょう。
・複数での応援は他の観客の迷惑にならないように心がけましょう。
どれも応援が注意しなければいけない事項です。
日本ソフトテニス連盟もソフトテニスのマナーを向上しなければという意識で具体的な事項を挙げているのが分かります。
応援マナー10か条
先日、ソフトテニスのマナーについて本山友理(もとやまゆり)さんという方が 応援マナーの10か条を示していることを知りました。
彼女は、中村学園女子高校出身のソフトテニスプレーヤーでソフトテニスを盛り上げる活動をしている方です。
こうした方が応援マナーについて触れているということは、改善しなければいけない課題があるとも言えます。
応援マナーのまとめ
ソフトテニスにとって応援マナーの向上は大きな問題です。
中学生はとにかく大きな声を出せば良いと指導されている場合もあります。相手を不快にさせるような応援を避け、小中高生にも正しい応援マナーを伝えていかなければなりません。