突然ですが・・・好きでもない部活を頑張れますか。私は頑張れません。部活動と練習時間の記事でも書きましたが、好きでなければソフトテニスに中学校の大事な1300時間を費やせません。
しかし、ソフトテニスを好きになれば、時間の感覚を忘れて何時間でもソフトテニスができます。今回はソフトテニスが好きになる指導のポイントについてです。
まずは褒める!
私は中学校でソフトテニスを始めて、競技歴は20年以上になります。
中高生の時はほぼ毎日練習していました。大学生になっても3時間程度の練習を週2~3回していました。社会人になっても2時間程度の練習を週2回はしています。
ソフトテニスのこれまで費やした時間は1万時間を超えています。好きでなければこれほど長い時間をソフトテニスに費やせません。
好きでもない競技を練習するのは苦痛でしかありません。子ども達にソフトテニスを好きになってもらうために注意しているポイントがあります。
それは誉めることです。
特に中学校からテニスを始めた子どもには特に意識して指導します。初めて経験する競技が上手くできないのは当たり前です。
だからこそ、手で投げたボールを打つといった簡単な練習であっても、
「ネットしないようになった」
「空振りしないようになった」
「フォームが良くなった」
とにかく何でも良いので褒めるようようにします。褒められると嬉しいもので、もっと上手くなりたいという感情が湧いてきます。
試合形式の練習をする
初心者にとって、単純な練習を繰り返すことは重要ですが、そればかりだと飽きてしまいます。とにかく素振りを1000回やれ!と言われても全く集中してできません。
指導者がフォームを見ながら、素振りをさせるのは良いと思いますが、単に回数だけ重ねても意味がありません。
そのため、少しでもラケットにボールが当たるようになったら、すぐに試合をやらせてみるのが良いと思います。
勝負になると子ども達は真剣になり、負けると悔しいですし、勝つためにはここが大事だということも分かってきます。
試合に負けた後に、「さっきの試合はダブルフォルトがたくさんあったよ。それじゃ勝てないよ。」と伝えればサーブの重要さが理解できます。
部員の多い学校では、先輩の中学3年生が夏の大会で引退するまで、1年生に素振りやボール拾いばかりさせることもあります。
これだけでは、ソフトテニスを好きになるわけがありません。1年生にも積極的にボールを打たせる機会を増やしていかなければなりません。
ソフトテニスが好きになる指導のポイントまとめ
無意味な練習を何時間もやらせるのではなく、ソフトテニスが好きになるように褒める声かけをすることが何より重要です。
褒めるためには、子どもたちの様子を注意深く見なければなりません。何となく見ていると子どもたちのできないことばかりが目に付いてしまい、ついつい怒ってしまいます。
子ども達がソフトテニスを好きになれば、練習しろと言わなくても自分たちで練習するようになります。
試合形式の練習を増やし、子ども達が競い合い、切磋琢磨する状況ができあがってくると、みるみる上達していきます。