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練習メニューを考えるときに大切なこと

もうすぐ5月が終わります。各地で無観客などの対応を取りながら、高校総体インターハイ予選などが行われています。

中学生も最後の夏の大会に向けて、頑張りどころです。昨年は中止となった全中の開催を期待します。

2020年 全中の中止が発表されました
2020年全中は中止になりました。

さて、中学校では1年生がソフトテニス部に入部し、少しずつラケットを使ってボールを打つような様子が見られます。

各学校で様々な練習をしていますが、限られた練習時間の中でどんな練習メニューをするか悩むところです。

特にソフトテニス経験のない顧問の先生や指導者のいない生徒にとっては、大きな悩みです。今回練習メニューについて考えます。

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練習メニューを考える前に大事なこと

練習メニューを考える前に大事なことがあります。それは、どんな練習をするかよりも「なぜその練習が必要か」を考えることです。

各学校で定番の練習メニューがあるかと思います。しかし、子供達自身もなぜその練習をするのかわからず、ただ続けていることがあります。

例えば、バックストロークが苦手な選手が多い学校であれば、バックストロークに絞った練習を集中的にやるほうが上達につながります。

また、後衛練習よりも前衛練習の方が練習時間が短くなりがちです。後衛は試合形式でもサーブレシーブの練習でもボールを打つ回数は多くなります。

しかし、試合中にボレーやスマッシュを打つ機会は数本しかありません。意識して練習時間を確保しないと、前衛の技術練習をする時間が明らかに少なくなります。

こうした自分達に必要な練習をするためには、試合形式の練習をして自分たちの課題が分かっていなければなりません。何をするかよりも何故するかが大事です。

何故やるのかを踏まえて動画や書籍で練習メニューを決めていきます。

動画を見る

自分達の課題が分かったら、練習メニューを決めていきます。例えば、日本ソフトテニス連盟のホームページには以下のような顧問向けの情報が載っています。

「ソフトテニス部顧問編」 参考:日本ソフトテニス連盟

これは、ソフトテニス未経験の顧問向けのガイドブックです。指導に置けるポイントが分かりやすく記載されています。

このガイドブックでも紹介されていますが、JASP(ジャスプ:ジュニアアスリートスポーツプログラム)という団体があります。

指導者が不在で、意欲がありながらも日々の練習環境が整わない子供たちサポートする目的で様々な動画コンテンツが用意されています。

ジュニアアスリートスポーツプログラム(ソフトテニス)参考:ジャスプ:ジュニアアスリートスポーツプログラム

会員登録が必要となりますが、日本のトップ選手である「NTT西日本」の選手の練習動画を見ることができます。

難易度別の練習メニューなどもありますので、こうした動画を参考に練習メニューを考えるのも1つの方法です。

また、 YouTube などでもソフトテニスの練習動画が数多く公開されています。ソフトテニスと検索すると様々な選手が練習メニューを載せてくれています。

インターネットがない時代は、ソフトテニスマガジンくらいしかソフトテニスの情報を得ることができませんでした。今の環境は素晴らしいです。ただ、情報が溢れている分、どの情報を選択するかが大事になります。

何の練習をしたいのかが分からないとあれもこれもとなってしまいますので、各選手の課題に応じた練習をしたいものです。

検索した動画を顧問の先生や子供たちと一緒に見て自分たちが必要な練習を身につけるのが良いと思います。

本で調べる

また、別記事でもご紹介しましたが、詳しい動作を文字で知りたい場合にはソフトテニスの技術本などもあります。

上達への近道!ソフトテニスが上手くなる為におすすめの本
ソフトテニスが上手くなる為に参考になる本です。

書籍のほうが1つの技術を詳しく解説しており、得られる情報が多いです。技術解説とともに練習メニューも参考になると思います。

まとめ

練習メニューはネットで検索すればたくさん載っています。ただ、この練習さえやれば必ず上達できるというものはないです。

どんな練習であれ、やらないよりもやったほうが良いのですが、何のためにやるかが分からないと効果が低くなってしまいます。

闇雲に練習をするのではなく、どんな技術を身につけたいのか、どんなプレーをやってみたいのかが先にないといけません。

是非、それぞれの課題に沿った練習メニューを取り入れてみてください。

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