試合に勝つための練習をする

各地で新人戦が始まっています。コロナの影響で無観客などの対応をしながらも、地区大会や県大会程度の規模であれば中止せずに実施している地域が多いようです。

近年は教員の働き方改革の流れもあり、部活動の練習時間が短くなっています。特にこれからの時期は下校時間も早くなり、放課後はほとんど練習する時間がありません。

このような条件の中、短い練習時間で試合に勝つには、「試合に勝つための練習をする。」という考え方を子ども達に意識させる必要があります。

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練習のための練習になっていないか考える

ランニングボレーという前衛練習があります。ポーチボレーと言ったりもしますが、相手が打ったボールを走りながら取りに行くプレーです。

ランニングボレーの練習は、ほとんどの学校で取り組んでいる定番の練習です。しかし、このランニングボレーですが、地区大会レベルの中学生が試合で使うことはほとんどありません。

1試合に1本でもランニングボレーがあれば上出来で、ほとんど試合でこのプレーは見られません。地区大会であれば、自分の近くに来た正面ボレーやスマッシュなどのほうが頻度の高いプレーです。

しかし、正面ボレーやスマッシュが満足いくレベルに達していない状態で、1試合に1本も取りにいかないランニングボレーを一生懸命練習しても仕方ありません。

やはり、まずは試合で頻度の高いプレーを集中的に練習する必要があります。限られた練習時間の中で、試合中にたくさん起こるプレーに練習時間を多くあてる必要があります。

サーブから始まるスポーツであることを確認する

頻度の高いプレーということを考えると、最も頻度の高いプレーはサーブです。ソフトテニスはサーブから始まり、サーブを打ち返すレシーブから打ち合いが始まります。

そのため、サーブもしくはレシーブが2本に1本に入る程度の精度ではほとんど試合にはなりません。

ダブルフォルトばかりの選手は、ラリーになりませんし、試合に勝つこともできません。

初心者指導でも、サーブとレシーブの考え方を大事にしています。まずは、サーブとレシーブの練習をしましょう。試合に勝つために最も大切な技術です。

 

練習でできることは試合でもできる

練習で身につけたプレーは必ず試合でもできます。逆に言えば、練習でできないことは試合でもできません。

自分の得意なプレースタイルを崩すことなく試合でも挑戦することが大事です。練習でできたことは、試合でもできると自信を持って戦わなければなりません。

選手の中には、練習ではできなかったプレーが急に試合で出来ると考えている選手がいます。ボールをつなぐことが得意な後衛がガンガン打っていったり、守りが得意な前衛が積極的に攻めにいったりしてしまいます。

試合でこうした練習とは違うプレーをする選手は、練習でやっていないことをやっているので、当然ミスも多くなります。

練習で上手くできていないプレーがあれば、自信を持てるまで練習する必要があります。まずは、試合で頑張るのではなく、練習を頑張り、身についた技術を発揮するのが試合であることを確認しましょう。

「試合に勝つための練習をする」のまとめ

少ない練習時間の中では、毎日決められた練習をするよりも、試合で起こりやすいプレーを重点的に練習する必要があります。

フォアストロークは打てるのに、バックストロークになるとすぐにミスが出てしまう後衛は、バックストロークを重点的に練習します。

正面ボレーが苦手な前衛はランニングボレーよりも、正面ボレーを徹底的に練習しましょう。

どんな練習に時間をかけるかを決めるには、自分が何が苦手か理解する必要があります。練習時間が多いのになかなか上達しない選手は、自分のプレーを振り返ると同時に、練習の中身を見直してみて下さい。

練習では上手く打てる選手が、試合になると全く打てなくなることもあります。こうした選手は練習内容と同時にメンタルについても考える必要があるかも知れません。