PR

ガットの選び方

お店でソフトテニスのガットを見ると、たくさんのメーカーや種類が並んでいて、何を選んでよいか迷います。

今回はガットの選び方についての記事です。

スポンサーリンク

ガットの種類について

まず、ソフトテニスのガットには、大きく分けてマルチフィラメント系とモノフィラメント系の二種類があります。

マルチフィラメント系ガットは、細い繊維を束ねて作られています。ボールとラケットの接している時間が長くなり、ボールを掴むような感覚で打つことができます。

打球感も柔らかくなるので、コントロールを重視する選手に向いています。

モノフィラメント系ガットは、一本の太い芯の周りを細い糸で巻いた構造となっています。

弾きが良く、ボールにスピードが出やすくなります。筋力のある選手や速いボールを打ちたい選手に適しています。

どちらのガットも特徴がありますので、実際に同じラケットに張ってみて、その打球感の違いを実感することが重要です。

ボールを打ってみると、自分の好みに合うかどうか分かりますので、ぜひ両方のガットを張ってみて下さい。

ガットの太さについて

次に、ガットには太さの違いがあります。

お店で売っているガットを見ると、「1.25mm」といった数字が記載されています。この数字が小さいガットは、ガットが細くなります。細いガットは、反発力が高いのでボールにスピードが出ますが、耐久性は落ちます。

一方、数字が大きいガットは、ガットが太くなります。太いガットは、反発力が低くスピードは出にくいですが、耐久性に優れ、コントロールがしやすいという特徴があります。

スピードのある深いボールが打ちたければ細めのガットを選び、コントロールを重視するならば太めのガットを選ぶのが良いです。

ポンドの違い

ガットを選んだら、それを何ポンド張るか決めていきます。

お店でガットの張替えを依頼すると何ポンドで張りますかと聞かれます。ガットの張りの強さをテンションと呼び、ポンドという単位を使います。

ソフトテニスのガットは、ガットの張る強さによって、ボールの飛ぶ距離や打球感などが異なってきます。

テンションが高くなれば打球感が硬くボールが飛びにくくなります。一方、テンションが低くなると打球感が柔らかくボールが飛ぶようになります。

高校生から一般のプレーヤーは30ポンド前後で張っている選手が多いように思います。

筋力があり、体の大きい中学生であれば問題ないかと思いますが、そうでない中学生にとって30ポンドでは、ボールが飛びにくくなると思います。

ボールが飛びにくいとフォームが崩れたり、腕や手首で無理にボールを打ってしまい、ケガの原因にもなります。

中学生であれば25~28くらいを目安にして、それぞれのレベルに応じた設定が必要になります。

人気ランキングは参考程度にする

どんなガットを選ぶか迷った際に、人気ランキングを参考にすることもできます。

例えば、GOSENの「ミクロパワー」というガットがあります。太さは、1.25 mmでモノフィラメント系のガットです。

GOSENでは人気ナンバーワンのガットで、パッケージにもNo.1と記載があります。

しかし、実際に使用した選手は分かると思いますが、このガットにはコーティングがしてあります。

使用していくと、そのコーティング剥がれています。コーテイングがしてある状態とコーテイングが剥がれた状態では打球感が変化します。

また、高校生以上の筋力のある選手がこのガットを使うのは良いかと思いますが、力のない中学生は、ボールを飛ばしにくいという特徴もあります。

つまり、人気のガットではありますが、全ての中学生に適しているとも言えません。

どんなボールを打ちたいかを考える

人気ランキングは参考程度にして、自分がどんなボールを打ちたいかを考えましょう。

例えば、ボールが飛びやすいのであれば、飛びにくい反発力の少ないガットを選び、ポンドを高めに張ります。

もし、ボールが飛ばないのであれば、反発力の高いガット張り、ポンドを低めに張るようにします。

ソフトテニス初心者のラケット選びの記事でも書きましたが、高校生以上のトップ選手が使っているからと言って自分にそれが適してるかどうかはまた別です。

信頼できるショップの店員さんやインターネット等でも多くの情報が得られますので是非、自分に適したガットを選んで下さい。

タイトルとURLをコピーしました