ソフトテニスで使用するボールには公認球があります。
ケンコー(ナガセケンコー製)・アカエム(昭和ホールディング製)・ダンロップ(住友ゴム工業製)の3種類です。
硬式テニスのボールは、1個100円~150円くらいですが、ソフトテニスのボールは1個300円~400円くらいです。
公認球を1カゴ分(10ダース120球分)購入するとおおよそ4万円程度ですので、簡単に出せる金額ではありません。
練習球(公認メーカー製)もありますが、それでも1カゴ分で3万円くらいしますので、すぐには買えません。
初心者のうちは、ボールがいろんな方向に飛んでいきますので、ボールを無くしてしまうことも多いです。安くても良いのでたくさんボールを購入したいです。
そのため、出来るだけ安く買えるボールはないか、今回検討してみました。
公認球より安いソフトテニスボール(キングダム製)
公認球や公認メーカー製の練習球は値段が高いです。安く買えるとなると公認メーカー以外の練習球ということになります。
しかし、安くても公認球よりも明らかに品質の劣るボールは購入しても使えません。何か良いものはないかと探していたところ、「キングダム」という会社が作っているソフトテニスボールを見つけました。
アマゾンや楽天での評価も概ね良好であり、実際に72球(6ダース)購入して試してみました。
公認球との価格の違い
価格については、公認球と比較すると大きく異なります。
・キングダム 1ダース 2,420円
・KENKO 公認球1ダース 4,032円(アマゾン価格)
・KENKO 練習球1ダース 3,959円(アマゾン価格)
値段は購入時期によって変化すると思いますが、公認球と比較すると1個あたり100円程度安いです。
使用感の違い
次に、見た目ですが、公認球との違いはほとんどありません。製造したメーカーのマークがない程度です。手触りもあまり変わらず、新品の公認球と差はありません。
ただ、空気を入れる際にポンプの先端が奥まで入りにくいボールがありました。72球空気を入れて3球ありました。再度、強めに先端を押し込み、なんとか空気を入れることはできました。
そして、最も気になっていた使用感についてです。初心者が手投げで練習してほとんど違いは分かりません。ただ、中上級者が乱打などで強いボールを打つと公認球より多少軌道が変わってブレるような印象です。
耐久性については、まだ使用回数が少ないので、何とも言えません。今後、追記したいと思います。
安いソフトテニスボールのメリット
今回購入したボールのメリットですが、何より値段が安いことです。1個あたり公認球より100円程度安いので、たくさんボールを購入できます。
少ないボールで練習すると頻繁にボールを拾わなくてはならず、時間の無駄が出てきます。少なくとも10ダース分くらいはボールが必要だと思います。
特に初心者はボールをたくさん打ちたいので、ボールの数はたくさんあったほうが良いです。とにかく少しでも安く多くのボールを購入したい人にとっては安いボールがお勧めです。
安いソフトテニスボールのデメリット
1番のデメリットは公認球ではないことです。できるだけ試合と同じ環境で練習したほうが良いので、試合と違うボールを練習で使用するのはデメリットです。
試合で使用しないボールを使うことに抵抗がある選手は避けたほうが良いです。公認球でもメーカーによって打感が異なると感じることがあります。
公認メーカー以外のボールはそれ以上に違和感を感じるかも知れません。特に、中級者以上については公認メーカーを使用した方が良いです。
まとめ
今回購入したボールですが、小・中学生の練習なら十分使えるボールです。レベルが上がってくると公認球で普段から練習したほうが良いと思いますが、初心者が使用するには十分な品質です。
こうしたボールでたくさん練習をして、技術が向上してきたら、公認球や公認メーカー製の練習球を使用していくのはいかがでしょう。